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充電方法

【普通充電と急速充電を徹底比較】初心者向けに違いを徹底解説?

世界情勢が大きく変わっており、燃料費高騰によるガソリン代が上昇しています。

少しでも車の維持費を下げたいという方が多いです。

また、ガソリン車から排出される排気ガスは大気汚染や地球温暖化の原因となるため、問題視されています。

これらのことからエネルギー効率の高く、車の維持費(燃料費)を下げることができる電気で走る環境に優しい電気自動車が注目を集めています。

ガソリン車とは異なり電気自動車は充電が必要です。充電方法は2種類あり、普通充電と急速充電に分けられますが、初心者にはどう違うのか、どれくらい時間がかかるのか、など分かりにくいです。

この記事では普通充電と急速充電の違いを徹底解説します。

電気自動車初心者の方や購入を検討している方の参考になれば幸いです。

普通充電とは交流電圧をそのまま供給

受電した交流電圧をそのまま車に供給することができます。回路が簡単であるため、導入費用を抑えることができます。普通充電の場合は、電圧が低く充電に時間を要しますがバッテリーには優しいという特徴があります。

100Vと200Vではバッテリー側が200Vであることから200V充電が効率的です。一般家庭でも配線の繋ぎ方をかえるだけで単相200Vの電圧が得られますので、100→200Vへの配線工事がおすすめです。

100Vで1時間充電した場合、約10km走行可能です。200Vで30分充電した場合、約10km走行可能です。

普通充電は、家で充電する場合が多いです。また。イオンやニトリといった商業施設では普通充電設備が設置されており、買い物の間に充電することができます。

普通充電のメリット

・充電器の設置スペースが小さい

・充電器の設備費用が安い

・夜間の電力単価の安い時間を利用できる

 (住宅、事務所、宿泊施設、商業施設)

普通充電のデメリット

・充電時間が長い

急速充電とは交流電圧を直流に変換して供給

交流電圧を直流に変換することで大きな電力を供給することが可能です。普通充電と比較して短時間で充電できるメリットがある一方で、バッテリーへの負荷がかかるというデメリットがあります。ただし、電気自動車を所有する場合は、急速充電を使用しなければならないケースが勿論ありますので、致し方ありません。

急速充電は、家で充電できる設備がない場合や遠出したときに高速道路のサービスエリアで充電する場合に使います。

急速充電のメリット

・一般的に30分で80%充電が可能

・出先で継ぎ足し充電が可能

急速充電のデメリット

・導入費用が高い

・充電器の設置スペースが大きい

ディーラーで30分急速充電した場合、20→80%になるのに対しコンビニやスーパーでは20→80%とならないことがあります。

これは充電出力により充電量が変わることにより起きうる事象ですので、注意が必要です。

コンビニ 20kW

(1時間で20kW充電)

日産 44kW

(1時間で44kW充電)

上記のように出力が異なるため、充電前に出力を確認することをオススメします。

また、その電気自動車が何kWhのバッテリーかによってどれだけ充電できるかが変わります。バッテリー容量が大きければ一度の充電で長い距離を走ることができます。

急速充電は残量により充電出力制限がかかります

急速充電では電気の残量により充電出力が変わります。

例えば30分急速充電した場合、以下のように結果が異なります。

0%→80% +80%

80%→90% +10%

充電前のバッテリー残量がどれくらいかによって充電量が変わるため、急速充電する場合は、極力バッテリー残量を減らしておいた方がお得です。

普通充電と急速充電の違いを解説

普通充電と急速充電の比較は以下の通りです。

30kWhの電気自動車を想定していますので、目安とします。

Image from Gyazo

最後に

電気自動車ユーザーは、普通充電と急速充電を使い分けなければなりません。家で充電できる場合は普通充電がメインとなりますが、家で充電できない場合は、急速充電がメインとなります。

上述した両者のメリット・デメリットを理解した上で使い分ける必要がありますので、利便性やコストメリットを考慮しましょう。

以上、電気自動車の購入を検討している方や乗り始めて間もない方の参考になれば幸いです。